
コエンザイムQ10は、健康な体を作り出す効果も期待できますので、特に摂取をして効果を実感している親は、子供への服用を検討する場合があるかもしれません。
そこで気になるのが、子供が摂取した場合の体への影響です。
また、もし何らかの影響が出るのだとしたら、一体何歳くらいから摂取することが可能になるのでしょうか?
親として非常に気になる部分ですが、現状では、“○○歳までは使用不可能”で、“○○歳から使用が可能になる”といった、はっきりとした年齢は定められていません。
基本的には、もともと人間の体を構成する細胞に含まれる成分なので、コエンザイムQ10を摂取したからといって、何かしらの副作用が現れる可能性は少ないと考えられますが、コエンザイムQ10がサプリメントとして販売されるようになってからの歴史はまだ浅く、子供に摂取させた場合のデータが揃っていないため、あまり与えない方が良いと考えるのが一般的のようです。
また、コエンザイムQ10とは、もともと人間の体内で生成されて細胞の中に存在する成分であり、成長期にある子供の場合は、自身の体内で生成することが十分に可能になります。
ですから、逆に、外部から体にとり入れることで、自身の生成能力を弱める可能性があるため、成長期にある子供(20歳未満)は無理にコエンザイムQ10を摂取する必要性はないと考えられるのです。
しかし、中には病気の治療薬としてコエンザイムQ10の摂取を医師から勧められる場合もあります。
日頃からお世話になっている医師でしたら、お子様の年齢や病気の状況を把握していますし、コエンザイムQ10のさまざまな病気への効果は実証されていますので、医師から直接処方される薬を服用する分には何も問題はないでしょう。
ただ、コエンザイムQ10には、疲労回復や集中力、思考力を高める効果があると言われていますので、たとえば、食欲がなく元気の少ないお子さんや、集中力の足りないお子さんに摂取をさせたいと考える親御さんもいるかもしれません。
実際に、このような効果を目的に子供への摂取を勧めているメーカーもありますので、一概に子供に与えることがいけないとは言えませんが、成長段階の子供の体は、大人よりも影響を受けやすい可能性があります。
もしどうしても摂取をさせたい場合は、一度医師に相談をしてみることをお勧めします。