
コエンザイムQ10の最大の特徴は“細胞を活性化させる”と言うことです。
コエンザイムQ10と聞くと、美容や健康食品としてのイメージが強い人がほとんどではないでしょうか?
おそらく大半の人が、アンチエイジングや、さらなる健康維持のために、プラスαで摂取する成分で、摂取しないからといって体に問題は起こらないと考えていることでしょう。
意外に知られていない事実ですが、コエンザイムQ10は人間の体の中にもともと存在している成分です。
人間を構成する全ての細胞の中に存在する“ミトコンドリア”に含まれる成分であり、ミトコンドリアが行う、体内にとり入れた栄養素をエネルギーに変換する作業をサポートしているのです。
細胞が使うことのできるエネルギーのことを“ATP(アデノシン三リン酸)”と呼び、コエンザイムQ10は体内でATPを生産するためは欠かすことのできない成分なのです。
ミトコンドリアによるエネルギーの生産量は、生命体が必要する全エネルギーの約95%を占めており、ミトコンドリアの約35%が心臓の細胞に集中していると言われます。
ご存知の通り、心臓は人間が生きるために、最も重要な臓器のひとつであり、コエンザイムQ10の濃度が低下してミトコンドリアがエネルギーを生産できなくなると、体内に十分な血液が行き渡らなくなるため、冷え・むくみ・便秘などの軽い症状から、糖尿病、脳疾患、心疾患などの命に関わる重篤な病気にまでかかる可能性があるのです。
極端なことを言うと、コエンザイムQ10が不足して、ミトコンドリアがエネルギーの生産を中止すると、心臓が止まり死にいたる可能性も考えられるのです。
これは、心臓に限ったことではなく、人間を構成する全ての細胞に言えることです。
体内のコエンザイムQ10が不足すると言うことは、体を構成するさまざまな細胞の働きが弱くなり、結果的に体のいたるところで不調を感じるようになるのです。
つまり、体に不調を感じている場合は、コエンザイムQ10を体内に摂取して、細胞を活性化させることで症状が改善できる可能性が高いと言えるのです。
このことからも、コエンザイムQ10が“美肌”“アンチエイジング”“ダイエット”“疲労回復”“生活習慣病の予防・改善”“歯周病の予防・改善”などの、さまざまなことに効果を発揮する理由が理解できますよね。